Mon 04 24, 2006 00:00
タイプライター
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ふと、押し入れの奥の方にオカンが昔使っていたタイプライターがあるのを思い出して、引っ張り出してみた。
後で聞いて知ったのだが、オカンが高校生の頃に使っていたものらしい。
凡そ20数年前になるのかな?
後ろにはmade by olivetti in spainとある。
made in spainって刻印は初めて見たなぁ。
olivettiてのはメーカー名らしい。検索してみたら現存してて、FAXなどOA機器等を製造しているっぽい。
こういう電子部品が使われていない、昔の機械・道具は大好きだ。部品の一つ一つがどのような意味を持ち、他の部品とどのように連動し組み合わさっているのか。
そういうモノの構造、仕組みに対する興味というものは電子部品で構成された機械からでは得られないものだ。
要するにカラクリが好きなんだ。
PCの内部とかなんて、初めて見た時こそ興奮もしたが、その時限りのものでしかない。物理的にどのような動きをするのか、という視覚的な面白みが全く無いものはツマラナイと思う。
タイプライターを見つけて引っ張り出したのは良いが、使い方がわからない。ファックスと同じような要領で紙をセットするまでは良かったが、打鍵しても紙が動かないのである。
紙が動いて次の文字の位置へ印字されるようになるものと思っていたが動かず、これでは延々と同じ場所に文字が連なるだけだ。
オカンを呼んで来て、使い方を教えてもらった。
成程、これは凄い。カラクリの塊といえる。
小さくは無いが大きくも無い、ノートパソコンと然程変わらない箱の中に想像以上の仕組みが詰め込まれていて少し感動した。
一通りキーやレバーの使い方を教えてもらった後、遊んでみる。文字キーは全部で43個ある。
数字や記号のキーは2種類の文字を兼ねている。
パソコンのキーと同じだ。2と"、4と$といったように。
またアルファベットのa〜zは小文字と大文字の2種を兼ねるので、文字の種類は全部で86種という事になる。
キーにはその他に紙の位置を調整するキーが3つと大文字小文字を切り替えるキーが2種類ある。
一つは押すと大文字のまま固定されるもの。
一つは押している間だけ大文字になるもの、そして上の固定の解除を兼ねる。
レバーは5つあって、紙が動かないように固定/解除するもの、文字位置を調整するもの、改行を行うもの、改行の行数を設定するもの、文字色を変えるものとがある。
先程は紙が動かないよう固定された状態だったからおかしかったのだ。
オカンも何のキーなのか覚えておらず、押してみても何が起こっているのかさっぱり分からない、謎のキーとレバーも1つずつあった。
早速、NewYorkTimesで適当な記事を拾ってコピーしてみる。
おお、これはおもすれー(´∀`*)
キーボードのようなカチャカチャいう味気ない打鍵音などではない、ガションガションという中でカラクリが動いている事を感じさせる重みのある音。ガションガション。
文字キーの配置は基本的にはキーボードと同じものだ。
正確にはキーボードがタイプライターと同じなのだが。
お陰でキーの位置に迷う事も無く、ガショガショと続けて打つ事が出来た。いやー、うるせえ。でもそれがまたいいなw
ガショガショガショガショと打ち続けて紙の端の方が近づいてくると、チーンという金属音が鳴って教えてくれる。
そしたらレバーを使ってガココンと改行して、また別のレバーを使って紙の横位置をずらして行の先頭に印字位置を戻す。
ガショガショガショガショチーンガコココガショーンガショガショガs(ry
実に賑やかだ。俺の部屋は二階にあるのだが、多分直下の部屋に居たら聞こえてるだろうな、てくらいの騒音。
印字の仕組みはどうやらピアノに似ている、というか同じ構造かもしれない。
キーを押すと、それに対応したハンマーが動き、勢いよく紙に向かって振り下ろされる。
振り下ろされたハンマーは紙の上に載ったインクリボンの上に打ち付けられ、ハンマーの先にある刻印によって押されたインクリボンのインクが紙の上に付着する。
このタイプライターで使っているインクリボンは黒と赤の2色で、色を変えるレバーを動かすとリボンが上下してハンマーに打ちつけられる場所が変わるようになっている。
ハンマーの先の刻印もまた上下があって、2種類の文字・記号が縦に並んでいるかたちになっていて、大文字・小文字を切り替えるキーを押すとハンマーがつながれている台自体が上下し、リボンの元へ打ち下ろされるハンマーの先端部分の位置が変わるようになっている。
カバーを取り外して内部を覗き込むと、よく出来ていると感嘆してしまう。
モノの構造は、カラクリを如何に小さく纏め、他のカラクリと上手く絡みあって無駄な空間を作らないかが大事だと思う。
それらが上手く行っている機械はコンパクトで、かつ多機能というモノの理想に単純に近づけるからだというだけでなく、それ自体が一種の芸術的なものを感じさせる、人の技術を最も感じとれる部分だからだ。
このようなカラクリの塊のような無骨な機械や道具は、今の時代ではあんまり身近には見られなくなってしまった。
もう何にでもマイコンが内臓されていてCPUによって管理されている、つまらないモノが溢れる時代だからだ。
かろうじて、アナログ時計はまだこれからも長い事使われ続けるかもしれないが。他にもなんかあるかなぁ?
そういう意味では、前時代の機械が家にあって、それを弄繰り回すことが出来たのは幸運だといえる。
このタイプライターを引っ張り出した時、物凄く懐かしい感情があった。上手く言えないけどワクワクするような。冒険心とはまた違うけれど、近い気はする。
不便なものは何れそれ以上の便利なものに取って代わられるものだが、だからといってソレはもう要らないという事ではない筈で、出来うる限り後世まで残していくべきだと思う。
確かに実用的でないものはもう無くても生活には困らないかもしれないが、機械も一つの芸術品的な見られ方をしても良いと思うのだ。
タイプライターはまだ、そういう話をする程古いものではないが、何れ骨董品的な扱いを受ける時が来るだろう。
近未来を舞台にしたSF作品等を見ると、圧倒的な未来的な技術はふんだんに登場するものの過去の、原始的な機械等というものは全くといって出てこない。
小説なのだからわざわざ骨董品を登場させる意味が無いというのも確かにあるだろうけど、余りにもその匂いを感じさせないが故に不安になってしまう事がしばしばだ。
もう過去の機械等存在していないのではないか?という空気。スターウォーズの世界に、果たしてタイプライターだとか自転車だとかいったものが残っていると思えるかどうか?という事だ。
あ、今も使われるアナログな道具みっけw<自転車
いや、しかしこれきついな。
キーが重い。キーを押す度に中でカラクリが発動するのだから仕方ないか。
30分も打ち続けていると腱鞘炎になりそうだ。
疲れるし、面倒臭いし、無駄が多いし、煩いし、不便だし、
それでも俺はカラクリが大好きだ。
タイプライターの古臭いフォント、結構好きだったりする。
今日この記事だけ、そのフォントを適用させてみたが、やっぱ見づらいね。Courier Newというフォントなのだけど、等幅フォントだから文字間がやたらと開いてしまう。
※Windowsに標準で付属しているフォントなのでMACや携帯から見てる人にはいつも通りに見えてると思う
見やすいか否かは人次第か。目が疲れてる時なんかは良いかもしんないな。
実はこのblogのデザイン考える時、フォントこれにしようかと迷ったんだよね。結局(俺にとっては)見づらいから普通のフォントにしたけど。
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My war is over 06/04/23
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abcdefghijklmnopqrstuvwxyz
ABCDEFGHIJKLMNOPQRSTUVWXYZ
あれ、そういえばこのタイプライター「1」がねぇぞ!?
小文字のl(エル)が1そっくりだけどもしかしてlを1代わりにすんのか?


